みなさま、こんにちは。メンタルとフィジカルを強くたくましく。楽しみながら習得するボクシングジム「ルーポ」です。
さて今回は、世界バンタム級王座統一戦についてです。
世界バンタム級王座統一戦
2022年12月13日、世界バンタム級王座統一戦「井上尚弥 vs ポール・バトラー」が行われました。ご覧になった方も多かったと思います。
いやあ、一言でいうと「強い」。
井上選手は「モンスター」という異名を持っていますが、まさにモンスターでした。
バトラー選手が弱かったとか、ネットで言っている人もいますが、いやいや、井上選手が強すぎるんです。
ボクシングを何十年も見ていて、具志堅やファイティング原田などあらゆる選手を見ましたが、井上選手は異次元です。強すぎる。
バトラー選手は1ラウンドでそれを肌で察したんだと思います。
1ラウンドは実際に普通の立ち上がりでしたが、オフェンス、ディフェンスとも、井上選手が異次元とわかったので、これは、長引かせてチャンスを狙っていくという戦法に変えたんだと思います。
しかし、井上選手は、オフェンスはもちろん強いのですが、ディフェンスも超一流ですので、最後までスキがなかったんですね。
ノーガードで挑発した場面もありましたが、それでも手を出せないくらいスキがなかったんだと思います。
バンタム級では結局相手はいないということで、返上し、1つ上の階級に行きますが、どんな戦いをしてもらえるのか、最高にワクワクしますね。
2023年は、キックボクサーで総合格闘家だった那須川天心選手がボクシングに参戦しますので、非常に楽しみです。
わが子は井上尚弥選手になれるのか
「井上選手のようになりたい。なれますか?」
と子供や親御さんからよく聞かれますがはっきり言うと、なかなか難しいと思います。
それこそ、今までのボクシング史上、最高の選手です。野球で言えば、大谷翔平かイチローかという感じ。
井上選手になるには、天性の素質が必要です。素質に努力がプラスされないとできません。
素質や才能はやってみないともちろんわかりませんので、お子さんのうちは、可能な限りあらゆるスポーツを試すことをおススメします。
さまざまなスポーツをするということ。小学生や中学生のうちは、複数スポーツをすることをおススメします。
アメリカでは、夏スポーツと冬スポーツの2つをすることが主流です。夏は野球・冬はアメフトやバスケというような子供が多いです。
マイケルジョーダンもかつては、野球とバスケットボールをやっていましたよね。そんな感じです。
日本では、複数スポーツをやらせる習慣が薄いので、2つとは言わず、3つも4つも試させてあげてください。
野球だけ、サッカーだけでは、鍛えられない筋力も付きますし、どこに才能が眠っているのかわかりません。
確か、岡山県出身の女子プロゴルファー 渋野 日向子選手は、子ども時代にゴルフとソフトボールをやっていて、高校からより素質のあったゴルフに絞りましたよね。
そんな感じで、小学生や中学生のうちは複数のスポーツを行ってください。
特に体格に恵まれない子は、ボクシングを絶対にやってみてください。体格に恵まれなくても才能が見いだせるのがボクシングです。