30代~40代の働き盛りのお父さんお母さん、自分のことを大切にしていますか? 仕事に子育てにとっても忙しい世代の20年間。子育ても大切ですが、人としても成長するにも、重要な時期ですよね。
実は最近、不登校やいじめ、引きこもりのお子様を抱えている親御さんからの相談を受けています。それには、子供を叱ってしまったり自己肯定感を高く持てないなどその方自身の悩みや不安が影響しているように感じました。
それでなくても、お父さんやお母さんは忙しい。そこに子供の悩みでいっぱいいっぱいになっているのだと思います。そこで今回は、ボクシングという格闘技を通して、どのような効果があるかをちょっと考えてみました。
子供の前に親の精神的な自立
年齢は関係ないといいながらも、大学を卒業してすぐに親になる方も少なくありません。社会人1年生でパパなんていうと、どうやっていつ大人になるのかと考えさせられるものです。
そもそも、大人とは何かという定義ですが、精神的な自立と金銭的な自立だと思います。自分で稼ぐ力とその範囲で暮らせる節度を持った生活。人や社会に貢献できるために日々鍛錬を重ねる人間力を養うことができる大きな人=大人だと認識しています。
それができずに子供を産むとどうなるか。子供を持つことで成長できる反面苦労もひとしおでしょう。ですので、先輩ママや昔ならおじいちゃんやおばあちゃんに助けてもらいながら成長したのですが、人付き付き合いが減った現代社会では難しい。
そこで、礼に始まり礼に終わる格闘技というのは、精神的な自立にもってこいの競技です。人と比べることなく自分と比べていくので、精神性が養えるのはもちろん、強くなる分人にやさしくなれます。弱い人間だから強固な鎧が必要なのですが、自分に自信があれば、Tシャツ1枚でどこへでも出かけることができるんです。
親御さんには、そのラフな格好でどこへでもいける自信を身に着けてほしいのです。
子供には努力すれば必ず身になるという成功体験が積みあがる
社会に出ると、理不尽なことの繰り返しです。しかし、対象は社会でなく自分にあること。ボクシングは、努力すればするほど、肉体は鍛え上げられ磨かれます。
これを小さいころから習慣として行っていると、将来ボクシングをやめても体が覚えています。新しい習慣を手にしようとしたときに、あきらめないで達成することができます。たとえ人には裏切られることがあったとしても自分には裏切られない、他責でなく自責で生きることを自然に覚えます。
格闘技の中でもボクシングがおススメなのは、いつでもどこでも自由に練習ができること。そして、結果がすぐに肉体に現れることです。やったらやっただけ、自分の糧となる。そんな成功体験を小さいころからしていたら、どんな大人になると思いますか?
共通のスポーツで親子の距離をグンと近くに
スポーツがなぜ感動するのかというと、一生懸命に打ち込むからです。汗を流して、悔しいを思いをして、それでもまた走って。親子関係がうまくいっていないご家庭に、親子でボクシングをすすめています。親御さんの決してかっこよくないけど一生懸命に打ち込む姿は、お子様にどう映ると思いますか?
子供はいつだって、親の背中を見ています。子供との距離がうまく取れないなら、格闘技を言うスポーツを通して近づいてください。話もろくにできない親子でも、そんな一生懸命な親の姿は、子供心に必ず響きます。
最近、残酷なニュースが日本でも増えて、悲しんでいます。でもその背景には、わたしたち大人たちが、ちゃんと大人になれていないんじゃないかな~と感じることも多いです。そこで、当ジムで私にできることは何か。この記事を書きながらも、自問自答しています。
そんな感じに、わたしたちは、いつでもオープンです。一緒に悩みましょう、一緒に泣きましょう、そして一緒に笑いましょう! このジムを通して、健康な家族が増えますように。そして、当ジムから世界で活躍する選手がでるように、わたしたちスタッフ一同がんばります。
気になったらまずは一度、見学にきてください! そして、一緒に楽しい汗を流しましょう!